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アメリカ映画『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』を観てきたんだけど、援助の方法について考えさせられた。 [映画]

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2016年9月20日 UPLINK
2016年に観た44本目の映画

今年観た映画で、今のところ一番衝撃的だった。
まぁ、多くの人にとっては、特にどうという事の無い「ああそうか」で終わる作品だとは思うけど。

私は、1年で数万円、海外の人たちを援助するための団体に寄付をしています。
まぁ、つまり、そういう事に関心があるのです。

ただ、各団体が、どのように援助をしているのか、現地で確認する事が出来ないので、今年だと4つの団体へ分けて寄付をしているのですがね。

「4つにわけておけば、ひとつくらいは、寄付金を真っ当に使ってくれるだろう」という思惑です。

ですが、この作品を観て、それは、考えが浅いんだな、と思わされました。
それなりに考えて、寄付をする団体を決めたと思っていたのですが、浅はかでした。

この映画で示されている、いくつかのネガティブな事例・・・援助をする事で、かえって地元の人を苦しめる事があるのだと、知りました。
無論、援助が地元の人の自立心を奪うという問題は、知っていましたが、まさか地元の産業にまで、壊滅的な打撃を与えた例があるとは・・・

こうやって具体例を観れば「確かにそうだよなぁ」と納得できるのですが、なんで気がつかなかったのだろうと振り返ると、そこには、この作品で指摘されている、もう一つの問題・・・援助する側の思い込みというか、無知からくる偏見・・・に、自分も加担していた事に気がつきます。

つまり、援助を必要としている国には、ロクな産業が無く、農業漁業も壊滅的になっていて、着る服にも困っている・・・ステレオタイプな第三世界像ですよね。
はっきりと劇中で語られている「アフリカは貧しい」という偏見。
それに、自分も、雁字搦めになっていたのだと。

今回、特に衝撃的だったのは、恐らく、援助物資だろうと思われる、古着の山が、店頭に堆く無造作に置かれていたことです。

「ダレも古着なんか着たくない」
当たり前ですよね。
洋服は、もう足りている。

援助がビジネスなのは、例えば政府開発援助にしてもそうですし、ある程度知っています。
それを、本当のボランティアだけでなんとかしろ、というのは、世界情勢がここまで複雑になると、もう無理だと思います。
理想としては、わかるのですが。

だけど、やっぱりね、地元の人から何かを奪うのは良くない。
地震や津波といった自然災害の発生直後といった、特別の場合を除いては、大量の物質的な援助って、相当深く考えて行わないとダメなんですね。

善意の怖さを観た思いがします。

今回、たまたま本作を観て、自分の考え方が誤っていた事に気がつきましたが、もし観ていなかったらと思うと、ゾッとします。

そういう大きな気づきがあったので、個人的には、とても有意義な作品でした。
寄付文化が根付いていない日本では、あまり需要の無い、そして共感もされにくい作品だとは思うけど。

http://unitedpeople.jp/povertyinc/
http://coco.to/movie/41443
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=86422

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