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日本映画『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』を観てきたんだけど、グループ内外での闘いが、過酷でもあり、面白くもあり。 [映画]

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2016年2月19日 TOHOシネマズららぽーと船橋
2016年に観た14本目の映画。

この映画を観ると、日本ってやっぱり落ち目の国なんだなぁと思わされる。
ライバルである、韓国や中国の子って、もっと逞しいと思うんだよね。
NMBのメンバーが、ひ弱すぎてびっくりした。
撃たれ弱いね。

さておき。
基本的に・・・自分でも薄々わかってたけど・・・「NHKスペシャル」とかよく見るし、ドキュメンタリーが好きなんだな、と。

3年前
DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?
を観た。

でもって、少し前『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48
を観た。

素直に言って、その2本の方が、面白く感じた。

NMB48のメンバーを誰1人知らなかったのだが、それが今ひとつと感じた理由じゃなくて。

『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』の焼き直しって感じで、既視感が漂うんだよね。
握手会や総選挙での"メンバー間格差"についての現実は、既にもうこっちで観てるしね。

『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』が良かったのは、焼き直しである事を拒否し、出来るだけそのフォーマットから、離れたい、独自性を出していきたい、という明確な意図が感じられたんだけど・・・

本作には、それが欠けている。

ドキュメンタリー映画としては、HKT48のドキュメンタリーより、ずっと手堅く、そつがなく、上手に撮られているんだけどね。

その上で。

なんだかJリーグみたいだなぁと。

地方都市に派生グループがあって、そのグループ間の競争が激化しているところとか、地方クラブ同士、規模の争いがあるJ2に似てるな、と。

敢えてHKTとNMBのドキュメンタリー映画を同じ日に公開したのも、当然ながら"どちらが、より動員数が多いのか"という競争なんだろうし。

選抜入りを狙うところは、サッカー選手が、試合でスタメン起用されるように努力している部分と重なる。

実力
個性

コミュニケーション能力
etc
色んな要素が、うまく噛み合わないと、選抜入りは難しいみたい。

選抜メンバーを決める過程=スタメンを決める基準や過程が不透明(ファンやサポーターではなく運営や監督が決める)なのも同じだし。

楽曲のイメージに合せて選抜メンバーが変更されるのは、相手チームのシステムや戦術によって、スタメンを変えるのに似ているし。

声出して応援するファン心理みたいなものも似てるし、そりゃね、共感ポイントも、いっぱいあるんだけど・・・

でもやっぱり、なんか違う。
サッカーの応援は出来てもAKBグループの応援は出来ないんだよなぁ。
同じアイドルでもK-POPのグループは応援できてもAKBグループは応援出来ないんだよなぁ。

幼稚だからか?

基本的には、NMB48ファン向けの作品だと言う気がします。
もしくは、AKB48グループ超初心者向け(イマドキそんな人がいるのかと思うけど)の作品ですね。
クセの少ないドキュメンタリー映画なので。

コアなファンは、HKT48のドキュメンタリーをお薦め。
ちょっとクセがあるので、観にくい部分も多い作品ですが。

http://www.2015-nmb48.jp/
http://coco.to/movie/38325
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=82900

《2カ月で7人も卒業表明!「AKB48」に訪れた大量絶滅期》
メンバー間格差が大きくなりすぎてるからか?
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アメリカ映画『完全なるチェックメイト』を観てきたんだけど、チェスがわからない私でも、天才の人生を垣間見れて面白かった。 [映画]

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2016年2月15日 USシネマ千葉ニュータウン
2016年に観た13本目の映画。

チェスのルールは全く知らないのですが、本作の主人公である、世界王者だったボビー・フィッシャーは、知っていました。

10年くらい前かなぁ、日本に数年間滞在していて、入国管理法違反の疑いで入国管理局に収容されて、ニュースになっていましたよね。

その後、アイスランドへ亡命?して、それから数年後、亡くなった際にも、再び話題となりました。

ただ、彼がチェスの天才・・・それも、俗に言う破滅型天才芸人と同じ匂いのする人だったとは、知りませんでした。

チェスや囲碁、将棋が強い人って、IQが高い感じがするのですが、実際にフィッシャーは、IQがとても高かったようですね。

それは、そうだと思います。

たまたま、数日前の新聞に「人工知能が囲碁のプロ棋士に勝利」という記事が掲載されていました。
それによると、"終局までの手順は、チェスが10の120乗、将棋が10の220乗、囲碁は10の360乗通り"あるのだそうです。

確かに、囲碁よりは少ないとは言え、それでも10の120乗という、途方も無い数値です。
それらを組み合わせて、常に最適な回答を探って勝負していく・・・

ちょっとどういう感覚なのか、想像もつきませんが。

そりゃ、晩年まで、精神的な疾患を抱え、常軌を逸した言動を度々行なうようになっちゃうだろう、という気がしてしまいます。

非常に残酷な言い方をすると、「それこそが天才の証し」と思ってしまいました。
本人にとっては、たまったものでは、ないでしょうが。

この作品、IQが高く、天才と呼ばれている人の多くに共通する独特の"奇異な感じ"が、彼にも漂っているように見えました。
うまく演技で奇異な感じを表現した、役者さんにも敬服。

アメリカとソ連の代理戦争・・・東西冷戦時代にはよくあったけど・・・国家に翻弄された人生だと言えなくもないんだけど、IQが高いフィッシャーは、当然、自分が政治的に利用されている事を理解した上で勝負をしていたと思います。

というか、恐らく、代理戦争だ!という部分での意気込みは、無かったんじゃないのかな。

たまたま、自分より上位の王者が、ソ連の選手だった。
それだけの事。
自分が世界一になりたいから、例え相手がどこの国の王者であっても、勝負していたと思いますよ。

駒をどうやって動かしたのかを記録した棋譜を解説するような場面はほぼ皆無なので、チェスを知らなくても楽しめる作品ですが、逆にチェス好きからしたら、物足りないかも。

あくまで、フィッシャーの人物像に焦点を当てた、ヒューマンドラマが中心となっている作品ですので、そこら辺は承知の上で。

天才チェスプレーヤーのIQが高い故の破天荒で孤独な人生を、垣間見たい方は、是非!
私は、IQが高い天才の、頭の中というか思考方法がどうなっているのか、とても興味があるので、非常に面白く感じました、この作品。

http://gaga.ne.jp/checkmate/
http://coco.to/movie/40109
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=84674

《ボルボ、2017年に自動車のキーを完全廃止へ…世界初》
スマホにアプリ入れてBluetooth接続だそうです・・・スマホ持っていない人はどうすんだ?
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韓国映画『ネコのお葬式』を観てきたんだけど、予想以上に繊細で、切なさを感じる映画でした。 [映画]

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2016年2月15日 USシネマ千葉ニュータウン
2016年に観た12本目の映画。

USシネマ千葉ニュータウン。
クルマで40分かけて、初めて行った映画館ですが・・・
駐車場無料だし、月曜日は1100円だし、良かったです。

日本映画特有の繊細さを身につけている韓国映画が増えてきたと思うのです、ここ数年。
この作品も、その系譜に入ると思いました。

K-POP男性アイドルグループ"SuperJunior"のカンインメンバーが出演、という事で公開された映画だと思うんですよ。

そして、韓国での評価が、びっくりするほど低かったので・・・
素直に言って、観に行くかどうか迷ったのですが、同じ映画館で、もう1本観たい映画があって・・・
どちらかというと、それを観に行ったついで、なので全く期待せず見始めたのですが・・・

途中まで観て「???悪くないな」と。

一種のロードムービーだと思いました。
2人が出会い、同棲して飼い始めたネコ。

別れた後、彼が1人で面倒見ていたネコが亡くなってしまいます。

そのネコのお葬式をしてから、彼の故郷・・・つきあい始めた頃に2人で来た、あの島へ・・・埋葬に向かう道程を描いたロードムービー。

そこには、2人の胸に去来する、色々な、そして複雑な想いがあり、それらが絡み合って、切なさを醸し出していましたね。

観終わった後、「なんで韓国では、あんなに低評価だったのか?」と不思議でした。
原作は、韓国のウェブマンガだそうで、それとの比較で低評価なのかなぁ。

どちらかというと、日本映画のようでありました。
淡々としていて、悪く言えば盛り上がりに欠けます。

タイトルとなっている「ネコのお葬式」そのものも、別れた2人が、久しぶりで再会する"きっかけ"となっただけ。
それ以上でも以下でも無く。

なので、ネコの活躍を期待すると、肩透かし。
ネコは、脇役というか、端役ですね。

それより、過ぎ去ってしまった、幸せな過去への郷愁といったようなものを感じさせてくれました。
こういう韓国映画って、意外と少ないと思うのです。
日本映画には、多いですが。
なので、それを匂わすタイトルの方が、より良かったのでは?

ラスト、ずっと隠されていた、2人が初めてネコと出会う場面が映し出されましたが・・・
本当に切なかった。
その直前、現在の2人が下した決断を観た直後なので、尚更。

こういう、ラストに、時制を前に戻して「あの2人が昔はこうだった」と見せる演出って、韓国映画では、多いですよね。
『新しき世界』とか『泣く男』のラストなんかもそうですが。

ああいう演出が、私は好きなんだと思いました・・・

いつもの熱量が高い韓国映画や、コメディタッチの韓国映画を期待していくと、期待外れだと思うのですが、淡々としていて繊細な韓国映画を観てみたいのであれば、お薦めです。

出来れば・・・過去に切ないお別れをした事がある大人、もう若い時と同じ恋愛が出来ないのだと悟っている大人が観た方が、この作品をリアルに感じられるような気がしました。

http://catfuneral-movie.com/
http://coco.to/movie/40076
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=85135
http://movie.daum.net/moviedetail/moviedetailMain.do?movieId=82382

《丸山和也議員、オバマ大統領についての「黒人奴隷」発言を謝罪》
他国の首長を例に挙げる事自体が不適切
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日本映画『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』を観てきたんだけど、グループ内外での闘いが、過酷でもあり、面白くもあり。 [映画]

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2016年2月14日 TOHOシネマズららぽーと船橋
2016年に観た11本目の映画。

3年前
DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?
を観た。

その映画でようやく名前と顔が一致するようになったメンバーは、ほぼ全員、卒業してしまって、今、AKBグループで名前と顔が一致するのは、実質指原莉乃だけ。

日曜日の朝、「ワイドナショー」を欠かさず観ていて、たまに出演しているので、覚えたのだが。
「頭の回転が速い子だな」という印象。

その指原メンバーが監督をした、という事で、興味を持ったので、観に行ってみました。
HKTについて、予備知識が全く無い中で観ましたけど、面白かったです、ドキュメンタリー映画として。

内容的にも、K-POPとは、また違う種類の競争原理が働いている事が、はっきりとわかったのは収穫でした。
「子供は子供なりに闘っているんだなぁ」ってね。

指原監督が、HKTのコアなファンが観ても、ライト層が観ても、楽しめるようにと腐心してバランスを取っているのも、しっかりと伝わってきましたしね。
自らの、恋愛スキャンダルで「HKT移籍」を告げられた瞬間も、ちゃんと入れてますから。

それと、CD発売時の選抜メンバーが、秋元康氏の一存で決められているのでは無い、というのがわかったのも面白かったし、それに対する指原メンバーのポジティブな反応も良かった。

ただし、あくまで「興行」なので、その範囲内での"ドキュメンタリー"です。
例えば、リアルスポーツや、タブーに踏み込むと言った類いのドキュメンタリー映画とは、やっぱり違う。

そして、大量の子供が・・・一応、少女という事になってますが、精神年齢の低そうな、実質"子供"がたくさん出てくるのは、多少というか、かなり、ゲンナリ。
それなりに覚悟して観に行ったのですが、やっぱりそこは、キツかった。

ライブで歌ったり踊ったりしているシーンが、あんまりなかったのは、不幸中の幸い。

とはいえ、基本的に、興味が無いグループなので、多くの少女が、3パターンくらいの顔に集約されて、見分けがつかないのも辛かった。

人って、自分の興味が無いものは、全部同じに見えるんですよね。
例えば、"ガンダム"も、今や私には、ほとんど同じに見えるのですが。
逆に、みんなが同じに見えるというK-POPのグループは、興味があるからか、見分けがつくのですよね。
興味の有無って大きい。

そこは、理解した上で観るべき映画。

そういう、個人的には難点があるのも、観て損したと思わさなかったのは、大したものだと思います。
それだけではなく、支配人の涙にもらい泣きまでしてしまいましたから。

実際、私の年齢だと、メンバーに感情移入するというより、運営側に感情移入してしまうんですよね。
極端な話し、運営側に焦点を当てたドキュメンタリー映画があっても良いのでは?
「大人のためのAKBドキュメンタリー」として。

たぶん、"日本の興行""日本のショービジネス"に興味を持っている人は、それなりに居ると思いますから、そういう内外の大人に向けて、そういう映画があっても悪く無いな、と感じました、本作品鑑賞後。

ちょっとこの映画を純粋な"ドキュメンタリー映画"と言うのは、無理だと思う。
かといって、ヤラセが多そうという気もしなく、虚実皮膜の面白さと不思議なバランスの上に成立している映画。

万人にお奨め出来る作品では無いと感じますが、日本のショービジネスに若干の興味がある大人にとっては、示唆に富む内容も含まれているので、悪くは無いと思います。

それにしれも指原メンバーは、逞しいですね。
10年後、20年後の芸能界でも、今で言う山瀬まみや森口博子みたいな立場で生き残っていそうな気がしてきました。
それを本人が望んでいるのかどうかは、わかりませんが。

http://www.2015-hkt48.jp/
http://coco.to/movie/38320
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=83355

《小保方氏を参考人聴取、ES細胞窃盗容疑で刑事告発》
小保方氏の10年後って、どうなっているのでしょうかね?
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日本映画『知らない、ふたり』を観てきたんだけど、"悪くない。でも、好みじゃない"という作品でした。 [映画]

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2016年2月8日 シネマート新宿
2016年に観た10本目の映画。

悪く無かったです。
相性の良い人からは、"とても良い作品だった"と評価されていても全く不思議ではありません。

ただ・・・私の趣味とは合わなかった。
私の思う"典型的な日本映画"でした。

恐らく、この作品の前に観たのが非常に実験的要素が強い恋愛映画"ビューティー・インサイド"だったから、余計にそういう評価になってしまったのだと思います。

完全に、観る順番を間違えました。
逆だったら・・・恐らくもっと評価が高かったと思います。

両作品とも、ある種の"予定調和"の中に収まっている作品だとは思います、脚本だけを比較するのであれば。
ただ、"ビューティー・インサイド"については、その予定調和を、"1役21人"で強引にぶち壊す斬新さがあったのです。
キャスティング面でね。

本作も、"日本に住む韓国人留学生"を中心とした恋愛模様を描く事で、既成の日本映画における予定調和をぶち壊そうという意図を感じなくも無いのですが、なにしろ"ビューティー・インサイド"のインパクトが強すぎて・・・

「普通の映画」という、こじんまりとした印象に終始してしまいました。
そこが、日本映画的であり、私の趣味・嗜好とは、合わなかったです。

それから、女性の韓国人留学生を演じていた女優さんって、韓国語ネイティブじゃないですよね?多分。
韓国語がちょっとだけわかるので、妙な発音に、なんか違和感が強かったです。
韓国人女優を起用しなかったのには、なにか事情があるのかな?

韓国人特有のストレートな表現が随所に出てきて、"ちゃんと韓国人のことを理解しているな"と思いながら観ていたので、これは、本当に惜しい気がしました。

韓国で公開するつもり無いのかな?

とは言え、決して"駄作"とは思えないのも確か。
全体的にこじんまりとした、日本特有の恋愛映画が好きな方には、お薦め出来ると思います。
予告編を観て、気になった方は、是非!

http://shiranai.jp/
http://coco.to/movie/39738
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=83362

《マクドナルド、最終赤字347億円 過去最大に》
店舗に以前ほどお客がいないので、逆に居心地良くなって、ちょいちょい行くようになったんだけど・・・(笑)
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韓国映画『ビューティー・インサイド』を観てきたんだけど、"1役123人"となっていたので、実験作かと思ったら、真っ当な純愛映画だった。 [映画]

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2016年2月5日 TOHOシネマズららぽーと船橋
2016年に観た9本目の映画。

1役123人という事でしたが、MacBookの画面内だけで出演している方々も多いので、実質は、1役21人。
それでも、多いですよね。

しかも、韓国内での評価は、今ひとつ。
なので、鑑賞前は「まともな映画に仕上がっているのか?」と不安に思っていましたが・・・

観に行って良かった。
大人のためのファンタジーですね。
大人のためのお伽噺。

しかも。
韓国らしからぬ繊細さも兼ね備えている。

なんで、日本で映画化しなかったんだろうか、と不思議に思いました。

この作品、原作というか、原案は、2013年カンヌ国際広告祭グランプリを受賞して話題となったソーシャル・フィルム「The Beauty Inside」なんですね。

たぶん、これだと思うのですが。



このフィルム、製作は、東芝とIntelなのです。
折角、日本企業が絡んでいたのに、なんで日本で映画化しなかったのか・・・

尤も、日本で映画化したら、当然監督も出演者も異なるので、これほどの作品になったかどうかは、わからないですけれども。

それにしても、勿体ない!

本作の監督は、長編作品初監督だそうで。
しかし、元々はCM監督だったからなのでしょうか・・・

事実上の主演である、ハン・ヒョジュ嬢が、他の作品にも増して、美しく撮られています。

しかも、演技もお見事。
相手は同じ役柄なのに、その役柄を演じる役者は21人。
相当、演技が難しいと思うのですよ。
人格は同じ、という設定なのに、毎回違う人が演じる訳でしょ。
どういう演技プランを立てていたのか不思議なのですが。
頑張りましたね。

そして、上野樹里も、美しく、そして、繊細な演技が出来る人なんだと再発見。
今まで、そんな事を感じた事が無かったのですけどね。

他の女優も、
『グエムル』『スノーピアサー』でお馴染み、コ・アソン。
『ハン・ゴンジュ』『明日へ』でお馴染み、チョン・ウヒ。
といった、演技力の高い人たちを、適切に配置してあったのが印象的でした。

あ、それからキム・ヒウォン。
『アジョシ』や『泣く男』の悪役でお馴染みだと思いますが。

その人に向かって親友が「チンピラみたいな顔してロマンチストかよ」は爆笑。
私以外、誰も笑ってなかったけど、韓国の劇場でも、爆笑だったんじゃないかなぁ。

という感じで、男優も適材適所。

ある意味、予定調和だし、ご都合主義な部分も多いですが。
でも、良いんです、これ、大人のお伽噺なので。

数日前に観た『殺されたミンジュ』とは、ある部分では真逆ですよね。
最後まで、人間への不信を描いていた『殺されたミンジュ』と同じ国で同じ時期に製作された本作が、人間を信じる気持ちを肯定的に描いていた・・・

少し、不思議な気がします。
でも、その幅広さというか、寛容さが、韓国映画のオモシロさでもあるのでしょうけど。

それにしても・・・韓国映画が、日本映画が得意とする「繊細さ」を、急速な勢いで身につけている事に驚きます。
去年観たペ・ドゥナ主演『私の少女』も、びっくりするくらい繊細でしたけど、本作も負けず劣らず。

こうなると、ますます日本映画が、東アジアで埋没していってしまう、と危惧してしまいます。
今まで、パッとしなかった上野樹里も、韓国映画で光り輝くっていう状況、どうなのでしょうかね?
日本映画の制作陣に、チカラが無いからでは?

気のせいであれば良いのですけどね。

大人のためのデートムービーとしてお薦めです。

http://gaga.ne.jp/beautyinside/
http://coco.to/movie/40126
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=85170
http://movie.daum.net/moviedetail/moviedetailMain.do?movieId=89204

《北朝鮮、「地球観測衛星の打ち上げ成功」と発表》
なにをどうしたいのやら・・・
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オランダ映画『ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る』を観てきたんだけど、市井に生きる人たちにとって"音楽とは何か"を問うているような気がした。 [映画]

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2016年2月1日 ユーロスペース
2016年に観た8本目の映画。

ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラ
この映画を観るまで知らなかったです。

もちろん、ウィーンやベルリンは知ってましたけど。
それらに並ぶくらいのオーケストラ・・・通りで演奏が上手な訳だ。

幼稚園~中学生くらいまで、ヴァイオリンを習っていたのですが、私は。
その時は、嫌々でしたが、貧しい中、費用を捻出してくれていた両親に感謝。
それが、この映画を観終わって、最初に感じた事でした。

ハッキリ言うと、この映画は、ある程度、知性や教養がある人でないと、理解できないはずです。
オーケストラの練習風景や、団員の独白、それから、遠征先で、演奏を聴きに来ていた市井の人々へのインタビューが、交互に映し出されます。

市井の人々は、老若男女、それぞれに事情を抱え、ある人は、音楽に未来を、そしてまたある人は、音楽に過去を、観ているのですが・・・

その事情・・・例えば、南アフリカ共和国でのアパルトヘイトについて知識等々、その土地の歴史に対しての知識が多少なりとも無いと、意味がよくわからない場面が多いのです。

歴史的背景に対しての説明が全く無いので。

日本人の感覚からすると、それは、「説明不足」と言うのでしょうが、この映画は、それがわからない人は、相手にしていないように思えます。

宮崎駿監督が『風立ちぬ』を"説明不足"と言って、理解出来なかった無教養な人は、観なくて良いと思っていたであろう、というのと似たような感じですね。

そういう映画なので、響かない人には、全く響かない、退屈な映画な筈です。

しかし、そうではない、ある程度、、歴史的、音楽的な教養がある人にとっては、これほど深いドキュメンタリー映画も、なかなか無いと思うはず。

凄く大きく言うと「古臭いクラッシック音楽が、何故廃れないのか」という疑問に対しての答えが、映し出されている、とさえ感じました。

そして、まだまだ閉鎖的な部分が多い、クラッシック音楽界で、女性や黒人の演奏家や、指揮者がこの先増えるのではないかな、という希望も、感じさせてくれました。

素晴らしい、ドキュメンタリー映画です。

クラッシック音楽が好きな人にも、お薦め出来ると思います。
やっぱり、単純に演奏が良いですよね。
好みはあるでしょうが、日本のオーケストラには出せない音だと思います。
その演奏を大音量で聴けるだけでも、良い気分になりますよ。

それから、音楽大学へ行って、将来オーケストラで活動したいと思っている人にも、是非とも観て貰いたい。
オーケストラが、市井の人々と、どのように交わっているのか?
人々が求めているのは、高度な演奏テクニックの披露なのか?
その存在にどういう意義があるのか?
クラッシック音楽を演奏するオーケストラの本質を、深く深く考えて欲しいのです。

DVD化されたら、音楽教育の教材として上映して欲しいくらいですね。

これだけ素晴らしいドキュメンタリー映画が、都内でもわずか数館でしか上映されず、地元千葉に至っては、上映もされない事に「やはり文化的後進国なのか我が祖国日本は・・・」と暗澹たる気分を覚えますが・・・

http://rco-movie.com/
http://coco.to/movie/40003
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=84849

《シャープ再建 台湾・ホンハイ傘下を軸に検討 技術流出に懸念の声》
ディスカウントストアでの大安売り用VHSデッキ作ってた弱小メーカーが一流を夢見たのがそもそもの間違いだったんだよね、多分。
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韓国映画『殺されたミンジュ』を観てきたんだけど、流石のキム・ギドク作品で、素晴らしかったです。 [映画]

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2016年1月28日 千葉劇場
2016年に観た7本目の映画。

やっぱり、私はキム・ギドク作品が好きなんだな、と思います。
作家性が強く、ちょっと哲学的で、咀嚼しにくい物語が多い訳です。
素直に言って、万人受けする作品は、ほとんど無いですよね。

彼の作品に共通する、根底に流れる「人間という生き物に対する疑念」「愛や忠誠といった、美徳とされているものに対する疑念」のようなもの、もっと言えば、「人間に対しての絶望にも似た気持ち」が表現されている部分が好きなんだと思います。

本作でも、その流れが、色濃く反映されています。

そして更に、2点。
今までの作品にはなかった、現在の韓国社会への疑念が、提示されている気がしました。


1.思考停止した悪人による"悪の凡庸さ”について

以前に観た
『顔のないヒトラーたち』
『ハンナ・アーレント』
という、ナチス戦犯について扱った作品に共通して描かれている悪人。

極悪非道な悪人かと思われていたナチス戦犯が、実際には、命令に忠実に従っただけの軍人で、そういう人たちを裁く事に意味があるのか、という問いかけ。

それらを想起しました。


2.格差社会韓国の現実

ここまでシリアスな作品としてではなくても、ここ数年の韓国映画で、度々モチーフとなっていますよね。

例えば『ベテラン』とか『明日へ』、『テロ・ライブ』なんかも、そうだと思うんだけど。

行きすぎた資本主義経済の影響で、自分の努力だけでは、どうにもならないことが、どんどん増えていくという現実。

その過酷な現実に、もがき苦しむ、庶民の姿が映し出されています。

今まで、そこまで社会的な批判を、作品の中に採り入れる事がなかったキム・ギドクが、ここまでしなければならない、という事は、逆説的に、もはや手の打ちようの無い閉塞感が漂ってしまっているのかもしれませんね、昨今の韓国には。

説明的なセリフが多いのが、若干気になりましたが、そういった批判的精神を、この映画に盛り込むには、それが必要だったのかな、と思います。

恐らく、映像でそれを説明しようとしても、その予算も無いんじゃないかと思いますし。
かなり低予算ですよね。

後味も悪いですし、それ以前に、意味が理解出来ない観客も多いんじゃないかと思います、この作品。

だけど、私は、好きですね。
出来れば、もう1度観てみたい。
内容が深すぎて、咀嚼しきれていないという感覚が残っているので。

それくらい、良かったです。
誰にもお奨めしませんが。

単純なミステリーじゃないですよ。
謎解きを楽しむ作品じゃありませんから、そこは間違いないように。
宣伝文句を読むと、そう勘違いしちゃいそうなので、ちょっと気になりました。

http://www.u-picc.com/one-on-one/
http://coco.to/movie/38148
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=82624
http://movie.daum.net/moviedetail/moviedetailMain.do?movieId=84695

《マイクロソフトは新データセンターを「海に沈める」》
海水での冷却がメリットって書いてあるけど、固定資産税がかからない、という節税効果も大きなメリットなんじゃないかと思ってるんだけどね。

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アメリカ・イギリス合作映画『007 スペクター』を観てきたんだけど、「カネかかってんなー」という映画でした。 [映画]

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2016年1月27日 TOHOシネマズららぽーと船橋
2016年に観た6本目の映画。

007シリーズ。

もちろん、子供の頃から知ってます。
一番印象的なのは、ボンドカー、ロータス・エスプリが水中を移動するシーン。(笑)

とは言え、よく考えると、映画館で007シリーズを観たのは、この日が初めてですね。

まぁなんというか、このシリーズにほとんど思い入れが無いのですが、ミッション:インポッシブルシリーズよりは、大人っぽい印象はあります。
アメリカじゃなくて、イギリスですから。

では、何故観に行ったのか?

それはですね、偏にボンドガールとして出演しているレア・セドゥを観たかったから。
それだけです。

約2年前。
フランス映画『アデル、ブルーは熱い色』を観たのですが。
そこに出演していたレア・セドゥ。
とても印象に残りました。

スペクター公開後、相当経ってから、ボンドガールとして出演している事を知りました。
まさか、こんな大作映画に出演する程の女優だとは、知らなかったので、かなりびっくりした。

うん、いいね。
あの時のような、ボーイッシュなイメージとは違うけど、これはこれで、似合ってるね。

映画本編ですが。

なんで4Dにしなかったんだろうか、これだけカネかかっているのがはっきりとわかる大作映画なのに。
勿体ないよ。
オープニングのヘリコプター内格闘なんか、4Dだったら、最高だっただろうに。
4Dとの親和性が非常に高い映画だと思うんだけどなぁ。

ストーリーは、前作、『007 スカイフォール』を観た人の方が、より楽しめるんだと思う。
全体的に、『ミッション:インポッシブル』シリーズよりは、大人向きな娯楽作品。

白人社会のライフスタイルに憧れがある人なら、間違いなく楽しめると思うので、是非!

それとね、クルマが、イギリスもしくはイギリスに関連があるブランドのクルマになってたのが良かったです、以前はイギリス車に乗っていた私としては。

アストンマーチン
レンジローバー
ジャガー
等々。

一時期、BMWがボンドカーだったでしょ。
「ボンドはサラリーマンかよ!」とがっかりしたもんなぁ。
ドイツ車は、色気が無いので、こういう映画に出てくるとなんだか貧相なんだよね。
やっぱり、華のあるイギリス車じゃないと!

あ、それから、私の愛車、フィアット・パンダもチラッと映ってましたね。
フィアット500が、バカにされてたのは、ご愛敬でしたが。

まぁそんな感じで、大人のための娯楽作品としてオススメです。
2時間30分近い上映時間も、それほど気にならないですし。

http://www.007.com/spectre/?lang=ja
http://coco.to/movie/38299
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=82212

《ガソリン価格、リッター113.4円 6年10カ月ぶりの安値》
原油価格って、政治的な駆け引きの道具だから、先が読みにくいね。

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日本映画『広河隆一 人間の戦場』を観てきたんだけど、人間に対する温かな眼差しが感じられる良質なドキュメンタリー映画でした。 [映画]

DSC_0122.JPG
2016年1月23日 キネカ大森
2016年に観た5本目の映画。

私が子供の頃、我が家には、写真現像用の暗室があったのです。
父が、写真と文章を書く仕事をしていたので。

例えば、社史の編纂や、民謡集の製作。
地方へ行き、取材をする。

今なら分業なのかもしれませんが、父の時代は、取材の際、文章作成と写真撮影を1人で、こなしていたようで。

そんな環境で育っているため、私も高校生くらいから、写真撮影に興味をもちまして。
最初に一眼レフカメラを購入したのは、大学生になった頃だったような気がします。

漠然と「将来、カメラマンになれたらなぁ」と考えていたのですが。
その際、何故か「戦場カメラマン」に憧れを持ちました。

高校生くらいから、"人の心の闇"に興味があったからでしょうか。
人の生き死にに関係する、苛烈な現場へ行ってみたい、"死の淵"を覗いてみたいと思っていたような気がします。

こういう映画を観ると、そんな考えが、いかに甘い事なのか、そして自分に行動力が無い事を思い知らされる訳で。

そして、いつも心の奥に、大きな大きな人間に対する温かな眼差しが必要な職業なのだと、感じずにはいられませんでした。

それは、1年前、残念ながら亡くなられてしまった、フォトジャーナリスト、後藤健二さんに纏わる、一連のマスコミ報道を観ていたときにも、感じた事なのですが。

私は、本作を観るまで、広河さんを存じ上げなかったので、もっとこう、"パパラッチ"的な、興味本位で紛争地帯に入り込んでいる、切った貼ったの世界を楽しむ功名心旺盛な方なのかと、勝手に想像していました。

しかし、その想像は、見事に外れ、広河さんは、実に温厚で、知性的な方でありました。
そして、なにかこう、覚悟のようなものを、画面の端々から感じとりました。

40年以上前パレスチナでの取材で、イスラエルの攻撃で息子を亡くした父親に「もっと早く来てくれていれば息子は亡くなっていなかった」と言われた事に衝撃を受けたそうです。
恐らく、その時に、覚悟を決めたのでしょうね、「フォトジャーナリストを一生の仕事にしよう」という事を。

単なる、お人好しの温厚さではなく、ある種の厳しさも、兼ね備えている。
そういう人でなければ、紛争地帯に飛び込むフォトジャーナリストにはなれないのでしょう。

「ジャーナリストである前に、一人の人間である」という矜持。

恐らく、現実の厳しさに、打ちのめされそうになった事も、1度や2度では、無い筈。

それでも、人間を信じ、その営みを切り取る作業を、諦めずに行なう、温かな眼差し。

誰にでも真似できる人生じゃないですよね。

広河さんのような、フォトジャーナリストが、我が祖国、日本国にいてくれて良かった。

願わくば、その意思を継ぐジャーナリストが、少しでも増えてくれれば良いのだが。

http://www.ningen-no-senjyo.com/
http://coco.to/movie/40074
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=85131

《清原容疑者逮捕 「使用するために持っていた」覚醒剤使用認める》
清原氏に対して以前から私が持っていた「虚勢を張って生きている淋しい人」っていうイメージは間違っていなかった気がする。

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