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アメリカ映画『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』を観てきたんだけど、"家"に対する執着って、もしかしたら無い方が幸せなのかとも思った。 [映画]

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2016年3月10日 千葉劇場
2016年に観た15本目の映画。


サブプライムローン問題、数字としてではなく、実際にどんな事が起きていたのか・・・

借入金を払えなくなった多くの庶民が、一体、どんな事態に直面していたのか、それがよくわかる作品でした。

ローンの支払いが滞り、裁判になると、簡単に判決が出て、すぐに退去要請。
その場には、保安官と、不動産業者が。

なんで不動産業者が立ち会うのか、よくわからなかったのですが、どうやらサブプライムローンとは、物件の所有が銀行(債権者)となっているのですね。

日本で住宅ローンと言えば、普通、借り主(債務者)が所有しているんですけどね。

大きな違いが。

で、銀行所有なので、銀行は、即刻、物件を売却するため、不動産仲介業者が立ち会うのですね。

この、立ち退きシーンは、家に執着がある人にとっては、居たたまれないシーンかと。

私、生まれてから大学卒業まで住んでた一軒家を売却するのに、最後まで反対してたんですが。

本来、家を建て直せば良かったのですが、その頃、貧乏で、我が家には、そんな余裕なかったので、売却検討してたんですね。

生まれた家が無くなることに、凄く抵抗があって。

結局、その家に住み続けられないので、売却しました。

更地にするので、家を壊すのを見た時、悲しかったなぁ・・・

それを経験し、その後、少しだけ、収益物件の売買を経験した事もあり、今は、物理的な家に、そんな拘りがなくなっちゃいました。

住めれば良い、という感覚でして。

なので、自分が住んでいて、退去させられた家に拘る、この作品の主人公に対して、少し冷ややかな気持ちを持ったのも事実。

「物理的な家に、拘らない方が、ラクに生きられるのでは?」という気持ちが大きかったです。

ただ、彼が置かれていた過酷な状況については、同情する部分も多いし、もっと言うと、彼が、その後、自分たちを追い出した、不動産業者の手下となって、同じような境遇にある人たちを、追い出しているのも、あんまり批判的には思わなかったです。

だって、そうしなければ、生きていけない状況の人に、「そんな事やめろ」なんて奇麗事言うつもりには、なれませんから

それよりも、アメリカ合衆国という、一見、自由と正義の国にはびこる、大きな欺瞞には、嫌悪感を覚えますけどね。

搾取する側と搾取される側の間に流れる、「川」が、他のどんな国よりも大きな気がします。

まぁ、それはそうですよね、彼らの基準は、全てお金の多寡なのでしょうから。
例えば、イギリスやフランスのように、どんなにお金があっても、貴族や王族にはなれないという、確固たる身分制度が無いのですから、ある意味仕方が無い。

例えば、日本に、どんなに大金持ちがいても、その人が、天皇陛下の代わりに、国の象徴となる事は無い訳です。

そういう国とは、根本が違う。

だからこそのアメリカンドリームなんでしょうけど、今は、その事に綻びが目立ちはじめていて、流石のアメリカ人も、「格差が拡大しすぎるのは問題」と気づきはじめているのでしょうね。

ちょっとここ数年、その事に内省的な作品が、増えてきている気がします。

この地球上を覆い尽くそうとしている、行きすぎた自由経済=所得格差の拡大傾向に、一定の歯止めがかけられるかどうか。

そんな事まで考えてしまう作品でした。

多額なローンを組んでまで、家に執着を持った方が良いのかどうか、良い面と悪い面を考えたい方は、観る価値がある映画だと思いますよ。

映画「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」公式サイト
http://dreamhome99-movie.com/
「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」に関する感想・評価 / coco 映画レビュー
http://coco.to/movie/40253
ドリーム ホーム 99%を操る男たち - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=85258

《東京都知事選 石田純一氏が出馬断念「いろいろとお騒がせしました」 理由は…「メディアのルールやおきて」》
この人、オジサン版「不思議ちゃん」だよね。
そこが良くも悪くも魅力なんだろうなぁ。
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