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アメリカ映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観てきたんだけど、日本礼賛なテレビ番組に辟易している人にお薦めな作品でした。 [映画]

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2016年6月5日 角川シネマ新宿
2016年に観た24本目の映画

女性芸人コンビ ハリセンボン 春菜 でおなじみ マイケル・ムーアの作品、はじめてみました。

確かに、多くの人が思う"ドキュメンタリー映画"とは、演出が違いますね。
若干というか、かなり演出過多ですかね。
対象物を、あんまり客観視していないのが特徴的かと。
良くも悪くも、癖のある作品ですね。
適切な表現かどうかわからないけど、"エンターテイメント・ドキュメンタリー"という感じです。

今まで、色々な作品が話題になっていたので、もちろん、どういう素性の人かは、わかっていましたが。
そして、彼の過去作の多くは、批評で「これはドキュメンタリーじゃない」というような評価を目にしていましたが、なるほど納得。

生粋のドキュメンタリー映画好きからすると???
ところどころに挟まれる、アメリカンジョーク的な「ここ笑う場所だよ」というわかりやすい提示や演出過多な部分が、鼻につくかも。

ただ、私はこういう作品、こういう演出方法があっても、良いかと。
いつもいつも、しかめっ面で、真面目なドキュメンタリー映画ばっかりじゃ、敬遠する人も多いでしょうし、伝えたいメッセージが、伝わらない歯がゆさも、払拭できない。

それを思えば、こういうやり方も、自分の主張を、一人でも多くの人に目にしてもらうための方法論としては、ありかと。

今回、監督は、アメリカを飛び出し、世界各地で、アメリカよりも先進的というか、マトモと思われる施策についてのロケを敢行。

他国の文化について、主にアメリカ国民に向け「よその国では、こんなに優れた施策がある」と紹介しています。

それ自体は、素晴らしい事とは思いますが、実際のところ、じゃ、この作品を観た、アメリカ人の多くが「それじゃ、その施策をアメリカにも導入しよう」とは思わないんじゃないかとも感じます。

もちろん、私も観ていて「やっぱりヨーロッパの先進的な施策は、取り入れたいよな」とは思います。
でも、じゃ、なにか行動をするかと言うと、特に何も。
ただ「そっか、この地球上では、日本人の私から観るとうらやましい文化があって、そこでは、我々の常識が非常識だと感じられる、数々の優れた施策が実行されていて、素晴らしい」とは思うだけなんですよね。

たぶん、次に必要なのは、こういった、多くの国の多くの人たちから支持されるであろう、理想的な施策を、どうやって、実際に実行できるようにするのか、その道筋が示されたドキュメンタリー映画なんじゃないかと。

ある種の理想を実現しているヨーロッパの国々を、カタログ的に紹介してくれただけの本作だけでも、十分に価値はあると思いますが。

個人的には、イタリアがやっぱり良かったなぁ。
イタリア、フィアット社製の車に乗ってたんだけど、以前。
なんで、あんなに楽しい車なのか、わかった気がした。

人生を楽しんでいる人たちが作った車だから、あんなに楽しいのだな。
逆説的に言うと、私が日本の小型車を運転すると、いつも感じる「辛気臭さ」というか「くたびれたサラリーマン臭」って、あながち間違った感覚じゃないのだとも思ったし。
確かに日本車って機械としては良く出来てるんだけど、人生を楽しむための機械じゃないんだよね。
意外なんだけど、機械なんて無機質なものにも、そういうのって、出てきちゃうんだよな。

それにしても、数々の施策、良い面だけしか採り上げてないないのは、ある意味、悪意があるのかとも思う。笑
なかなかクセのある監督のクセのあるドキュメンタリーで、楽しめました。

http://sekai-shinryaku.jp/
http://coco.to/movie/40976
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=85924
http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=96993


マイケル・ムーアの世界侵略のススメ [DVD]

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日本映画『64‐ロクヨン‐前編/後編』を観てきたんだけど、前編は良かったけど後編のラストは・・・ [映画]

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前編2016年6月1日 京成ローザ10イースト
後編2016年7月28日 京成ローザ10イースト
2016年に観た23本目と35本目の映画。

原作は読んでいません。
テレビドラマ版は観ました。
その上で、この作品を観たのですが。

私には、ドラマ版の方が、面白く感じられました。
特に、ラストの違いが大きく。

映画の前編は、素直に言って「これキャストが違うけど話はドラマと同じだな」という感想。
ドラマの総集編を観ている感じ。
それ以上でも以下でもなく。

後編、途中まではやっぱり「これドラマと同じだな」という感想。
けど。
ラスト近く、身代金をドラム缶に入れて焼くあたりから。

ん?
なんか違う展開になってきた。

んで、後編観終わって。
「身代金ドラム缶に入れてからなげーな。」

素直に言って、映画版の、このラストの方が、ドラマ版より、ずっと収まりが良いです。
映画ってこういうものだと思うけど。
この、咀嚼しやすさは、ややもすると、予定調和的な結末とも取れる。

私は、ドラマ版の、曖昧模糊としたラストの方が、ずっと好きです。
ちょっとモヤモヤした感じが残って。

登場人物の気持ちに、寄り添うのではなく、そこは、「察しろ」となっているドラマ版の脚本の方が、大人が観る作品として、骨太だし、真っ当のように感じます。

でも、映画版がつまんなかったのか?と言えば、そんな事ありません。
恐らく、原作が、相当良いのでしょうね、
その原作が持つコンテンツパワーに支えられ、この作品も、駄作感は、ほとんどありません。

ただし、ゴツゴツとした骨太な感じが、ドラマ版と比較すると、薄れています。
そして、ドラマ版で骨太な感じを体現していたピエール瀧というキャスティングが、いかに優れていたか・・・たとえ演技力は、佐藤浩市より相当劣っていたとしても・・・が証明されているように感じました。

瀧の、役者としての異物感が、やはり、三上の警察組織内部での異物感を、とてもよく表現していたと。

韓国映画で良く観る、所謂「良い顔」の俳優さんみたいに、瀧の顔でストーリーを語っていたんだな、ドラマ版は。

映画版も、そういう異物感が、もう少し画面から漂ってきたら、もっと登場人物に感情移入できたんだろうと思います。

佐藤浩市、悪くないんだけど、やっぱり異物感が、無いんだよね。
こういう作品では、活きないのかと。

http://64-movie.jp/
http://coco.to/movie/40406
http://coco.to/movie/40407
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=84683
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=84684


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メキシコ・アメリカ映画『カルテル・ランド』を観てきたんだけど、メキシコとの国境に壁を作りたい気持ちもわからなくはない。 [映画]

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2016年6月1日 千葉劇場
2016年に観た22本目の映画。

アメリカには、メキシコから国境を越えてやってきた不法移民がたくさんいる事は、知っていた。
だけど、アメリカ側が、お金をかけて、厳重に巡回し、不法移民を減らそうとしているのかと思っていた。

実態は・・・弱体化する国境警備なんだな。
国境近くに住むアメリカ国民になにかあると、予算がなく、遠くの町から何十分もかけて、現場にやってくる保安官。

大統領候補、トランプ氏が、メキシコとの国境に大きな壁を作ると言った時、支持者から、大きな喝采を浴びていたが、なるほど、こういう理由があるのか。

アメリカとメキシコの国境で、一体何が起こっているのか・・・
本作のように、現場からの声を聞いてみないと、わからない事ってたくさんあるんだよな。

移民もそうだが、本作のメインは、国境を越えてアメリカに流入する麻薬についてのお話がメイン。

メキシコ国内では、カルテルが住民を迫害している地域があるらしい。
想起するのは、IS国の勢力地域だな。

そこに、カルテルへ反抗し、自分たちの街を取り戻そうとする自警団が生まれる。

やがてその自警団が大きな権力を持ち始めると、それ自体がカルテル化していく・・・

というお話。

ラストは、もはや邪魔者でしかない、とある人が排除される訳なのだが。

多分、メキシコだから、という事ではなく、日本でも当然起こりうる話。

ちょっと思い出したのは、第二次世界大戦直後の日本。

警察でも、ただ傍観しているだけだった、占領軍の横暴に対して、一般市民を守ったのが、所謂「ヤクザ」だったのは、有名な話ですよね。

けど、その「ヤクザ」がいつまでも一般市民の味方だったわけじゃないので。

どこの国でも、なんらかの理由によって、国家の根源が揺らぐと、往々にして起こる事なのでしょう、こういう事は。

恐らく、なんらかの本能なんですよね。

非常に強いリーダーシップをもった弱者の集団が、なんらかの理由によって、権力を持ち始めると、その権力の使い方が、集団を構成した初期段階の目的と違ったものへ変遷して行く。

私は、科学技術の進歩に対して、政治論・組織論が、この数千年で、半歩でも進化したのか?という疑念を持っているのですが、まったくもって、こういう映画を観ると、「きっとこの先も、同じ過ちが繰り返されるのだろうな」と思うわけです。

ま、それが人間の根源的な欲求に、非常に近しいものなので、なくなるはずが無いのは、理解できるのですが。

そしてこれは、リーダーシップを持った人と、それに、いつまでもすがっている人との共依存なのでは、とも思ったりします。

と同時に、こういう、苛烈な現実に放り込まれたら、私は生き延びられるのかと思う。
日本人特有の、薄っぺらい「正義」なんて通用しないんだろうから・

そういう場所で生き抜く知恵というか、逞しさが、自分に欠けている自覚があるので、そういう意味でも、こういう現実を見せつめられるのは、苦しいよな。

http://cartelland-movie.com/
http://coco.to/movie/40676
http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=85632





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2016 J2 第13節 ジェフ千葉 対 ロアッソ熊本@ フクアリ 不思議な雰囲気の試合だった。 [ジェフユナイテッド市原・千葉]

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2015年5月15日(日)
16:00 キックオフ
フクダ電子アリーナ

12位ジェフ対、14位ロアッソの試合。
といっても、熊本を襲った震災の影響で、熊本の試合数は、8試合目。
そして、1か月ぶりの試合だそうです・・・

なので。
なんというか、熊本の選手は、素人の私からみても、明らかに練習不足ですし、よくあれだけ走れたな、というのが正直な感想です。

こういう言い方は、あんまりよくないんだろうけど、ジェフが勝てて当たり前のように見えました。

ただ、フクアリの雰囲気が、かつて経験した事無いほど異様で・・・

まず、対戦カードの割に、観客が多かった。
公式発表では、1万4千人台。
久々じゃないですかね。
J1時代は、割とあったように思いますが、J2になってからは、年に1回、あるかないかの観客数。

しかも、相手がJ1から降格したチームじゃない、もしくは、松本山雅のような熱狂的サポーターが多い、過去にも同程度の動員があったクラブじゃないのに・・・

それと、報道陣の多さ!
それも、ホームのジェフ側じゃなくて、アウェイ、熊本側のゴールシーンを狙っている報道陣の多さ!

ちょっと異様な雰囲気でしたよ。

そして、帰宅後、テレビのニュースを観ると、一般のニュースでも、この試合が取り上げられてて・・・
普段、J2の試合なんて、結果も流さないようなニュース番組がですよ。
注目度が、半端ない・・・しかし、そのニュースも、ジェフには一切触れず、熊本の映像のみ流れて・・・
すごいなぁ。
こういうの偏向報道って言うんじゃないの?と思ったけど、でもさ、よく考えたら、これスポーツ報道じゃなくて、震災報道なんだよね、多分。
だから、熊本しか取り上げてなくても、偏向じゃないのよね。
でたマスゴミお得意のダブルスタンダード。

勝っちゃってごめんね~
マスゴミの皆さんは、熊本勝利の方が、良かったんだと思うけど。

あの異様な雰囲気は、ジェフに「空気読んで負けろ」っていう同調圧力だったのか~
という感じです。(苦笑)

というわけで、色々と特殊な条件が重なっていたので、あんまり冷静に試合内容を振り返ってもしょうがない気がするし、実際、あんまり覚えていないんだよね。

試合後、熊本の選手たちが、ジェフゴール裏まであいさつに来ていたり、サポーター同士のエール交換とか、なんかそういう、良くも悪くも試合内容以外の事が、印象に残っている、いつもと違う試合でした。

http://jefunited.co.jp/top/matches/2016/0515/result/
http://roasso-k.com/game_tickets/game/201605151
http://www.jleague.jp/match/j2/2016/051508/live/
http://www.football-lab.jp/chib/report/?year=2016&month=05&date=15
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